大学へ行くのは無駄?

こんにちは。

今回は、大学に行くのは無駄なのかどうかということについて2019年1月現在大学3年生の僕が書いていきたいと思います。

このブログは

  • 毎日大学に通ってはいるけど、通う意味を感じていない人
  • 高校生で大学に行くか迷ってる人

のために、様々な角度から検証した大学に行くことのメリットやデメリット、最終的には大学に行くのは無駄なのかどうかという問いに対する結論を出していきたいと思います。

日本の大学進学率・卒業率

近年の日本においては、2018年度において大学・短大の進学率は約58%となっています。この数字を低いと見るか高いと見るかはあなた次第ですが、少なくとも半分以上は大学に進学しているということになります。

一方で、大学進学者に対する卒業率は日本の場合は約9割を超えるそうです。入ってしまえば卒業するのは誰でもできますね。

大学に行くことのメリット

大学に行くことのメリットとしてはざっとこんな感じになります。

<<大学に行くメリット>>

  • その道のプロ(教授)から専門的な知識を学ぶことができる
  • サークルなどのコミュニティで楽しむことができる
  • 大学内で友達をつくることができる
  • 就職する企業の選択肢が多くなる

詳しく解説していきます。

まず1つ目の「その道のプロ(教授)から専門的な知識を学ぶことができる」に関して、これは教育の本来のあるべき姿としてのメリットですね。大学にもよりますが、大学には、各分野それぞれに関して専門性の高い教授がたくさんいます。これらの教授は一つの専門領域を何年何十年も研究しているような人たちですから、その道のプロということができるでしょう。もしある分野を勉強したいと強い意志を持っているなら、その分野に強い教授がいる大学を受験するべきです。

 

2つ目の「サークルなどのコミュニティで楽しむことができる」に関して、これは大きなメリットですね。おそらく世間の人が思い描く「キャンパスライフ」の大半はサークルでの活動のことを言っているのではないでしょうか。僕も今現在サッカーサークルに入っていますが、とにかく楽しいです。選ぶサークルを間違えなければみなさんの思い描く「キャンパスライフ」を送ることができるでしょう。

 

3つ目の「大学内で友達をつくることができる」に関して。これは大きなメリットだと思います。しかし勘違いしてほしくないのは、大学に入れば必ず友だちができるというわけではないということです。私の普段の大学生活の中でも、明らかに友だちいないだろこの人、みたいな人はちょくちょく見かけます。しかし、自分にあったサークルに入りさえすれば、必ず友達はできますので安心してください。

 

 4つ目の「就職する企業の選択肢が多くなる」に関して、これもメリットですね。最近は少なくなってきましたが、多くの企業は採用の条件として「大学卒」を掲げています。ということは就活をする時に受けることのできる企業の選択肢は多くなります。しかし注意してほしいのは、大学卒だから給料が良いとか高卒だから良くないというのは、間違いではないですが、今後廃れていく価値観ですので今のうちに捨てておきましょう。このことについては次の章でも触れます。

大学に行くことのデメリット

大学に行くことのデメリットとしてはざっとこんな感じになります。

<<大学に行くデメリット>>

  • 授業・試験が面倒くさい
  • 就職する企業の選択肢が減る

詳しく解説していきます。

まず1つ目の「授業・試験が面倒くさい」について。これはほとんどの大学生が思っていることです。高校生の頃よりは授業数が減るとはいえ、それでも授業・試験は面倒くさいです(興味のある分野は除きます)。正直に言うと真剣に授業を受けている大学生は2割くらいだと思います。しかし注意してほしいのは、面倒くさいと思いながらも真剣に授業・試験を受けている生徒にとってはこれは将来につながるメリットとなります。「面倒くさい」という観点で言えばデメリットですが「将来」にとっては大きなメリットとなります。

 

2つ目の「就職する企業の選択肢が減る」に関して、これは「大学に行くメリット」の章でも話しましたが、採用条件として「大学卒」を掲げている会社には入社することはできないので、単純に母数が減るという話です。しかし、それでも多くの企業は高卒での採用をしているので、気にすることはありません。また、高卒は給料が低いというのは、社会全体としてはそうかも知れませんが、高卒でも億稼いでる人はたくさんいます。逆に、大卒でも就職できない人はたくさんいます。それを忘れないでいただきたいです。

結論 ~大学は無駄なのか?~

結論を書きます。大卒には上に上げたようなメリットやデメリットがあります。

しかし、僕が一番言いたいのは、大学が無駄かどうかはその人が大学でどう過ごすのか次第です。何当たり前のことを言っているのか、と思っていると思いますが、これが真実です。

大学で一生懸命勉強した結果一流の研究者になる人もいれば、全く授業を聞かずその場しのぎで試験を乗り切りながら大学を卒業し、後になって後悔する人もいます。

大学のサークルで一生付き合っていく最高の友だちを手に入れる人もいれば、サークル選びに失敗し友達もできずに、無駄に大学生活を過ごす人もいます。

はたまた、就職に有利だからと「大学卒」の資格を得るためだけに大学に行き結果的には安月給で働くひともいれば、大学進学せずに起業をして大金持ちになる人もいます。

 

大学はどうせ行くなら、目的を持っていきましょう。しかし「大学卒」を目的にしてはだめです。「大学卒」という目標は、大学生が持つべき目標の中で底辺の目標です。大学を卒業した後自分はどうなりたいかを真剣に考えなければなりません。

それは、「〇〇の研究でノーベル賞を取る」のような具体的なものでも「億万長者になる」や「立派な大人になる」のような抽象的なものでも構いません。考えて大学に通わなければ、4年間が無駄になります。

結論として「大学卒」を目的として大学に行っている人は無駄です。

以上。